report

バックナンバー 2009 2008 2007 2006 2005 2004

ここでは、福祉部会の活動報告をはじめ、研修会等にご参加いただいた方々のご感想などを随時掲載していきます。



9/11 「車いすについての学習と体験会」に参加して
                            
横浜市総合リハビリテーションセンターで行われた体験会に参加させて頂き、電動式も含め色々なタイプの車いすに試乗する事が出来ました。
率直な感想としては、「乗って見なければ分からない」という事です。
車いすは電動式、自走式の標準タイプ、介護用タイプ、6輪式、スポーツタイプ、リクライニング式等色々なタイプがあり、それぞれに特徴がありました。
最初に標準タイプに乗らせて頂き、屋外のスロープ、歩道に行きましたが、なかなか真直ぐに進みません。歩道に水勾配がある、左右の手の力のバランスが悪い等が原因でした。
また、スロープは1/12程度でも登るのには力が要りますし、下りはブレーキを掛けながら下りなければ思った以上にスピードが出て、強く握り過ぎると車輪がロックします。
次に室内に入り、狭い通路、段差を体験しました。車いすは幅600mm程度ですが、当然の事ながら腕の方が外に出ますので有効幅約800mmで一杯で、直角に曲がるのは至難の業です。段差は20mmで簡単に上がれません。上がるためには、前輪を浮かせるウイリーという技が必要です。前輪さえ段の上に乗せられれば主車輪も上がりました。車いすの方が後ろ向きで段差を越える時があるのはこの為だそうです。但し前輪を上げた時、体重が後ろに行き過ぎると車いすは後方に簡単に転倒しました。
電動式は1本のレバーで前後左右に移動させるので、微妙な操作が必要で慣れるのにはかなり時間が掛かるだろうと思いました。
試乗して見て、車椅子を乗りこなすのには今回の体験だけでは分からない、色々なご苦労があるだろうと感じました。
現在様々な施設でバリアフリーが要求され、今後はさらなる配慮が必要になってくると思います。今回の体験を今後の設計活動の中に生かし、より「人にやさしい」建物を設計して行きたいと思います。
   
(記:熊澤 徹)
                        


研修会の様子                    試乗体験の様子

※本研修会は、9月11日(土)のNHK「首都圏ニュース845」にて、「建築士が車いすの講習会」と題して、テレビで紹介されました。